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猟奇家族【206】/卯月恭一

2016年12月25日(日)

「反撃」最終話

ryokikazoku_kanどごんっ。

 

鈍い音がなった。真純は男の後頭部をめがけて金づちを振り下ろした。怒りとともに右手に力を込めた。黒いハンマーが相手の頭部で炸裂した。

 

「うぐっ!」

 

男から聞いたことのない奇妙な声が出た。男は振り返る余裕もなく、そのままスローモーションでゆっくりと倒れた。もう一度、殴って完全に息の根を止めたかったが、真純にそんな余裕はなかった。

 

幸い人通りはなかった。真純はそのまま前へ走った。一瞬だけ振り返ったが、男は倒れたまま蠢ている。それだけで充分だった。顔は見られていない。

 

まさか俺の犯行だとは思いもよらないだろう。血のついた金づちを懐に隠し、真純は急いで車へと戻った。

 

息がとんでもなく荒い。なんとか呼吸を整える。
「はははは」
真純は笑った。
「はははは。ざまあみろ!」
真純は思い切り毒づいた。

 

「俺を甘く見るんじゃねえぞ、ばかやろう」
駐車場の料金を精算し、真純は車で立ち去った。

 

ミナミの夜の街が蠢いている。まるで深海魚が湧いているみたいに、たくさんの人がうろついている。そんな中を通り過ぎ、真純は国道を走った。
「あいつは死んだのか。重体なのか……。それはどっちでもいい。仮に生きていても、これからはまともな生活を送れるはずはないやろ。おそらくあれだけ強く殴ったら、死んどるかもな」

 

真純は高揚した気分を抑えつつ、ハンドルを握り、アクセルを踏んだ。身体が微妙に震えている。手は小刻みに震えたままだ。
大きく深呼吸した。興奮はまだ収まらなかった。

 

真純は自宅まで戻り、部屋で落ち着くと、缶ビールを呷った。飲まずにはいられなかった。心を鎮めるのが大変だった。

 

奇妙な現象だが、殴りつけた瞬間を思い出すと、ペニスが勃起した。
最高の興奮。俺の人生はこれからや、これからゆっくり眠れる。真純はそう思って、ビールをさらに飲み込んだ。

 

※猟奇家族は今回で最終回になります、長い間ご愛読ありがとうございました。

 

ライタープロフィール

卯月恭一

卯月恭一

エロスと猟奇殺人事件が脳に疼く犯罪系ライター。詐欺犯、覚せい剤犯、元殺人犯などと交流があるが、本人はいたってまじめな性格。飲み屋では風俗と変態話で盛り上がる。

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