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猟奇家族【197】/卯月恭一

2016年10月16日(日)

真純は警察署にパトカーで連れていかれた。

ryokikazoku_patocar後部座席で緊張していたものの、今回は特に犯罪はやらかしていない。あくまで参考人だ。

 

大丈夫、大丈夫や、と心の中で言い聞かせた。
取り調べは夢乃とは別々だった。
だが、夢乃がうまく言ってくれたのだろう。
「彼女は家出したまま行方不明になってたんや。それで、居所がわかったから、両親に連絡を取った。彼女は帰りたくないと言っているが、そうもいかない。向こうの両親が署まで来るそうやから。それまでこちらで保護することになる」

取り調べにあったった刑事はそう言った。捜索願いが出ている以上、仕方がない。

 

真純は素直に「そうですか」と話を合わせた。
それにしても、あのフリーライターはどうやって調べたのか。警察に情報提供したということか。
すぐに刑事はこう言った。
「君の素性は調べさせてもらったよ」
真純はどきりっとした。

 

「そ、そうですか……」
「今回は見逃してやる」
刑事はそんなふうに言った。実際、真純は何も悪いことはしていない。誘拐したわけではない。しかし、過去を根掘り葉掘り調べられても困るから、おとなしく引き下がるしかなかった。

 

「すみません。ご迷惑をおかけしました」
真純は丁寧に頭を下げた。

 

真純は夢乃を手放す覚悟をした。このままでは自分も危険だ。
こうして真純は警察署を後にした。夢乃とはお別れだ。せめて最後に顔を見たかった。いや、裸が見たかった……。

 

外に出ると、空は雲行きが怪しく、墨汁を撒いたように薄汚れて曇っていた。
真純はとぼとぼと歩きだした。

 

殺してやる。あのやろう、殺してやる。あのフリーライターを見つけ出してやる。真純はポケットから煙草を取り出し、火をつけた。大きく煙を吸い込む。そしてゆっくりと吐いた。

 

(つづく)

 

【執筆者プロフィール・卯月恭一】

エロスと猟奇殺人事件が脳に疼く犯罪系ライター。詐欺犯、覚せい剤犯、元殺人犯などと交流があるが、本人はいたってまじめな性格。飲み屋では風俗と変態話で盛り上がる。

ライタープロフィール

卯月恭一

卯月恭一

エロスと猟奇殺人事件が脳に疼く犯罪系ライター。詐欺犯、覚せい剤犯、元殺人犯などと交流があるが、本人はいたってまじめな性格。飲み屋では風俗と変態話で盛り上がる。

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