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ついに女王様として独り立ち――立ちはだかる壁/風俗嬢としての私(10)

2015年05月29日(金)

女同士のいざこざ

fuzokujyo_jyouou_dachi01幼少期から私は「女子」というものが苦手でした。どうしてかその輪にうまく溶け込むことができずにいました。お店を選ぶときに「個室完備」というワードは目を惹くものがありましたが、その実態を見たことはありません。
個室とはいえなくても、ホテヘル時代は広い部屋の壁沿いと真ん中に長机、パイプ椅子が置かれていたので、ほとんど誰とも顔を合わすことはありませんでしたし、痴女のときもリクライニングの椅子は同じ方向を向いていたため女の子の後頭部が少し見えるくらいでした。痴女店では、女の子同士のトラブルを防ぐために連絡先交換は禁止されているほどの徹底ぶり。そこまでしなくても……くらいが、私にとってはよかったのです。

ところが、このSMクラブでは手狭なワンルームにテーブルひとつを皆で囲んでいる、という状態。ある程度の日数が経てば指導を受けることもなくなり、会話は減ってゆきました。私は小説を読みながら待機時間を過ごしていました。
ある日、私が出勤してくると女店長に「ちょっといい?」と物置部屋に連れて行かれました。二人向かい合うようにしてフローリングの上に正座します。
「なんで呼び出されたかわかる?」
店長は穏やかな声で問いかけました。
「いえ……わかりません」
「亜蛇がね、あなたは出勤してきたときに挨拶をしていないと言うの。そうなの?」
「いえ、おはようございます、と言ってます」
挨拶はしないと落ち着かない性格なので、必ず言っているはずでした。
「そっか……じゃあもう少し大きな声で言ってくれる?」
亜蛇様は私の挨拶が聞こえないことで機嫌を損ねているようでした。私はわかりました、と頭を下げました。
最近亜蛇様が私に対して無愛想になったな、と感じてはいました。けれども、その原因はわからなかったのです。
その頃はあまりいい気はしませんでしたが「挨拶は相手に伝わらなければ意味がない」という教えとしては今も役に立っています。

 

女王様としての初めてのお客様

fuzokujyo_jyouou_dachi02ご新規様を相手に女王様としての初仕事がやってきました。30歳前後と見られるお客様はSM自体も初めてとのこと。開発し甲斐が十分であることもそうですが、1対1でプレイできることは本当に久しぶりで、女王様である風格を保つことができず終始笑顔でした。
持って、と言わなくても、彼は「持ちましょうか?」と声を掛けてくださいました。ここはカッコよくカバンを差し出すところですが、あ、お願いしまぁす、とニコニコしてしまいました。
ボンテージにヒール姿でしたが、女王様というより痴女モードで言葉責めをしたり、密着したり。ヒールで一物を踏み踏みしたときは少し女王様っぽかったかもしれません。
それでも「また絶対来るから」とのお声を聞けて、私のやり方は間違っていなかったんだな、と思いました。優しすぎる女王様では――ありますが。

 

プロにはどうしてもなれなくて

fuzokujyo_jyouou_dachi03私は飴と鞭を使い分けることもできず、冷酷さもなく、女王様としては半人前以下でした。お客様を叱りつけたり、痛みを与えたりすることに少なかれど抵抗を覚えたのだと思います。本当にお客様は奴隷になることを望んでいるのだろうか――。いくらSMクラブでのプレイだとはいえ、金銭が発生している仕事。お客様には「楽しかった、また来たい」と思ってもらうのが使命です。女王様の独りよがりでは、お客様に快楽を与えることはできません。
痴女だった頃、あれだけなりたかった女王様でしたが、画面の中で流れていたような憧れのSMプレイはできないままに退店を決意しました。
女王様には向いていないんじゃないかと悩んだり、いざこざがあったりもしましたが、退店を確実にさせたのはあまりにも仕事が少ないことと、お店で飼っていた猫が大きな原因です。

 

ライタープロフィール

ひろ

ひろ

元風俗嬢。26歳。関西在住。現在はホステス、モデル。 ライター、小説家を志している。

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